ビタミンB7は皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きを持っています。
美容や健康維持にとても重要で、肉類や卵黄、野菜や穀物などさまざまな食品に含まれています。
どんな食べ物や飲み物に豊富で、どうすれば効率よく補えるのかをまとめました。
また、食生活に気を遣っていても不足しがちなビタミン・ミネラルを補うのにおすすめのサプリもご紹介します。
Contents
ビタミンB7(ビオチン)を多く含む食品と飲み物とは
ビタミンB7(ビオチン)はさまざまな食品に含まれ通常の食事で補うことができるため
、不足することは稀です。
美容や健康維持に欠かせない成分なので、バランスのよい食事から、毎日少しずつでも摂るようにしましょう。
ビオチン(ビタミンB7)を多く含む食品一覧表
肉類
食品 | 100gあたりの含有量 |
鶏レバー | 232.4μg |
豚レバー | 79.6μg |
牛レバー | 76.1μg |
魚介類
食品 | 100gあたりの含有量 |
あさり | 22.7μg |
ししゃも | 17.9μg |
たらこ(生) | 17.6μg |
かつお節 | 14.9μg |
まかじき | 13.1μg |
うなぎ(かば焼き) | 10.4μg |
豆類
食品 | 100gあたりの含有量 |
きな粉 | 31.0μg |
納豆 | 18.2μg |
生湯葉 | 14.3μg |
大豆(茹で) | 9.8μg |
種実類
食品 | 100gあたりの含有量 |
落花生 | 92.3μg |
ヘーゼルナッツ | 81.8μg |
ひまわりの種 | 80.1μg |
アーモンド | 61.6μg |
カシューナッツ | 19.0μg |
海藻類
食品 | 100gあたりの含有量 |
青のり | 71.0μg |
焼きのり | 46.9μg |
干しのり | 41.4μg |
きのこ類
食品 | 100gあたりの含有量 |
白きくらげ(乾燥) | 86.9μg |
きくらげ(乾燥) | 27.0μg |
マイタケ(茹で) | 22.4μg |
マッシュルーム(茹で) | 12.1μg |
えのきたけ(茹で) | 10.9μg |
野菜類
食品 | 100gあたりの含有量 |
切り干し大根 | 5.9μg |
ホースラディッシュ | 5.5μg |
しそ | 5.1μg |
さつまいも(蒸し) | 5.0μg |
パセリ(生) | 4.1μg |
果物類
食品 | 100gあたりの含有量 |
くり | 6.0μg |
アボカド | 5.3μg |
柿 | 2.0μg |
キウイフルーツ | 1.4μg |
バナナ | 1.4μg |
その他
食品 | 100gあたりの含有量 |
卵黄 | 65.0μg |
黒砂糖 | 33.6μg |
全卵 | 25.4μg |
うずら卵 | 19.3μg |
ビタミンB7(ビオチン)を多く含む飲み物一覧表
食品 | 100gあたりの含有量 |
インスタントコーヒー | 88.4μg |
煎茶 | 51.6μg |
紅茶 | 31.9μg |
脱脂粉乳(スキムミルク) | 18.7μg |
ビタミンB7(ビオチン)の1日の摂取目安量
厚生労働省が発表した日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、ビタミンB6の摂取目安量は成人で50μgとなっています。
年齢 | 男性(㎍) | 女性(㎍) |
18~29 | 50 | 50 |
30~49 | 50 | 50 |
50~69 | 50 | 50 |
70歳以上 | 50 | 50 |
ビタミンB7(ビオチン)を効率よく摂るための食材とレシピ
ビタミンB7(ビオチン)がたくさん摂れるおすすめの食品と、効率よく摂るための方法、ビタミンB7(ビオチン)をしっかり摂りたい人のためのお手軽レシピをご紹介します。
ビタミンB7(ビオチン)を摂取できるおすすめ食材
肉類のなかでも鶏や牛のレバー(肝臓)は、ビタミンB7がたっぷり摂取できるおすすめの食材です。
また、卵の黄身にも多く含まれますが、生卵の白身に含まれている「アビジン」という成分と一緒に摂るとビタミンB7の吸収が阻害されてしまいます。
卵からビタミンB7を摂取したい場合は、かならず卵白が不透明になるまで加熱してから食べるようにしてください。
調理いらずで手軽に食べられる食品としては、アーモンドや落花生などのナッツ類にも豊富です。
ビタミンB7(ビオチン)を効率的に摂るには
ビタミンB7は熱に強い成分ですが、水溶性ビタミンなので、茹でたり煮たりすると茹で汁や煮汁に成分が溶けだしてしまいます。
そのように調理する場合は、スープや煮汁も一緒に飲むようにしましょう。
ビタミンB7(ビオチン)は、ほかのビタミンB群や葉酸、パントテン酸などと一緒に摂ることで効率よく吸収できるようになります。
パントテン酸は卵黄、葉酸は納豆やレバーに豊富に含まれます。
おすすめのレシピ
ビタミンB7(ビオチン)を効率よく摂ることができるお手軽レシピです。
カイザー・メランジュ
材料:コーヒー(インスタント)80cc、牛乳50cc、卵黄1個分、砂糖適量、洋酒適量
1.小鍋に材料を全て入れる。
2.弱火にかけ、しっかり泡立つまで泡立て器でかき混ぜる。沸騰すると卵黄が固まってしまうので、70℃くらいで火を止める。
3.好みでウイスキーやブランデー、ラム酒などで香りをつけてもおいしい。
レバーとほうれん草の炒め物
材料:鶏レバー200g、ほうれん草1/2わ、片栗粉、にんにく1かけ、ゴマ油大さじ2、オイスターソース大さじ1、酒大さじ1、塩適量(※しょうゆ大さじ1、酒大さじ1)
1.レバーは1口大に切り、脂肪や血のかたまりを洗い流し、牛乳に15分ほどつけておく。
2.1の牛乳を洗い流して水気を切り、キッチンペーパーで拭いてから(※)の材料で下味をつけ、片栗粉をまぶす。
3.フライパンにゴマ油とにんにくを入れて加熱し、2のレバーに火を通す。
3.火が通ったら1口大に切ったほうれん草を加えてサッと炒める。
4.オイスターソースと酒を加え、少しとろみが出たら完成。
納豆とたまごの黄身かけごはん
材料(1人分):納豆1パック、卵黄1個分、ご飯1膳
1.納豆に添付のタレをかけて混ぜる。
2.ご飯に1をのせ、卵の黄身を落として完成。
ビタミンB7(ビオチン)のはたらきと重要性
ビタミンB7(ビオチン)の主なはたらき
ビタミンB7(ビオチン)は体内に取り込まれると酵素タンパク質と結びつき、補酵素として働きます。
粘膜や皮膚の健康など、重要な役割を果たしている栄養素です。
ビタミンB7(ビオチン)が不足しがちな人とは
ビタミンB7は通常の食事で補うことができるため、不足する心配はほとんどないです。
ただ、生卵を毎日大量に摂っていると、生卵に含まれるアビジンという糖たんぱく質がビオチンの吸収を妨げてしまいます。
ビタミンB7(ビオチン)は水溶性のため、摂りすぎた場合は尿から速やかに排泄されます。そのため摂りすぎる心配はほとんどないでしょう。
ビタミンB7(ビオチン)を摂取するメリット
ビタミンB7は皮膚や髪を健やかに保つうえで欠かせない栄養素です。
ただしビタミンB群はお互いに関与し合ってその働きを高めているため、8種類ある他のビタミンB類はもちろん、さまざまな栄養素とともにバランスよく摂取することが大切です。
ビタミンB7(ビオチン)はバランスのよい食事からの摂取が基本
さまざまな栄養素をバランスよく摂らなければ、ビタミンB7(ビオチン)はそのパワーを発揮できません。
どれかひとつの成分だけを意識するのではなく、栄養素に極端な偏りがでないよう、バランスのよい食生活を工夫しましょう。
ビタミン・ミネラルをバランスよく補うためにはサプリがおすすめ
不足分をサプリで補う
1日に必要な栄養素のすべてを、毎日の食事から摂取できることが一番ですが、栄養バランスをしっかり考えたつもりでも、現代の食生活ではいろんな成分が不足しがちです。
外食が多い人や、野菜の摂取量が気になる人、生活習慣が乱れがちな人、宴席が多い、いつまでも若々しくいたい、という人には、サプリでの栄養補給がおすすめです。
おすすめのサプリメント
毎日の健康維持におすすめなのは、さまざまな成分がバランスよく配合された、マルチビタミン・ミネラルサプリ。
手軽に効率よく必要な栄養素が補えるので、健康・美容サポートへのパワーが期待できます。
いろんなサプリが売られていますが、大手メーカーのものや販売実績のあるものは信頼感があります。
手軽な価格で続けやすく、不足しがちな栄養が補える人気のサプリをご紹介します。
サントリー マルチ ビタミン&ミネラル
【定期購入】1,846円(税込、送料無料)
【通常購入】2,052円(税込)
180粒入(約30日分)
●ビタミン12種・ミネラル10種・果実酸2種。全24種の栄養素をバランスよく補える。
●量・質だけでなくビタミンとミネラルの組み合わせにこだわっているので、効率よく補えるのもポイント。
●ビタミンB群と相性の良いクエン酸とリンゴ酸もプラス。
まとめ
ビタミンB7(ビオチン)はさまざまな食品に含まれており、体内でも合成できる成分ですが、そのパワーを活かすためにはビタミンB群をはじめ、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。
日々の食生活を見直すとともに、不足しがちな栄養素を効率的に補えるサプリを取り入れることで、無理なく健康維持をサポートすることができるでしょう。